屋外で用いるケーブルは、屋内用とは異なり十分な耐候性を確保しているものを使うことは鉄則です。

日本国内では自然災害に該当する台風や洪水などがあり、夏場の暑い日や冬場の雪問題などもあり、沿岸にある建物は塩害という自然からの被害を受けてしまうことが多々あります。耐候性に優れたケーブルは、ポリエチレンを使った絶縁体と表皮には強化されたゴム製で、尚且つ十分な厚みを持たせているものが該当しています。内部にある金属製のケーブル類を完全に保護することには欠かせない仕様とされており、水にも熱にも塩にも強いということが基本性能です。

耐候性に優れているものを屋外で利用することで長持ちさせることができ、30年以上もの耐候性を実現している資材も販売されています。長きにわたって使い続ける際には、気候条件だけではなく設置場所に関する条件もクリアすることも大切です。風で煽られてしまうような場所においては、結束バンドの利用や配線ダクトの利用がおすすめになり、特に配線ダクトを用いると2重にシールドできる方法です。塩害や雪害、紫外線の強さに不安を感じてしまう状況下では更なる強化の方法も存在します。

ケーブル本体に対して、ラバースプレーを吹き付ける方法があり、この種のスプレーはゴム製品に対応していることは勿論ですが、普通の塗料ではなくラバーを吹き掛けられる商品が向いています。ラバースプレーは表面のゴムに対して更に厚みを持たせたゴム塗膜を作ることができる方法なので、既製品を強化する際には最適なアイテムです。
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