lanケーブルは接続するネットワーク機器やパソコンによって通信速度が大きく異なってしまう特徴があります。

lanケーブルの通信速度が1秒間で1ギガビットのデータ転送が可能な場合であったとしても、ネットワーク機器やパソコンがそれらに対応していなければ、通信速度は維持できないのです。例えば、1ギガビットでのデータ転送ができるlanケーブルを使用して、それを100メガビットのデータ転送ができるスイッチングハブに接続すると、通信速度は100メガビットになってしまいます。通信速度の遅い、スイッチングハブがデータ転送をする上でボトルネックになってしまうからです。

これは高速道路で時速80kmで移動できたとしても、途中で渋滞が発生してしまって、最終的に到着する時刻が遅れてしまう、遅くなってしまうことと同じです。だから、使用するネットワーク機器の通信速度については、新しいlanケーブルを使用する前に確認しておくと失敗しなくて済むでしょう。

またスイッチングハブやルーターによっては、lanケーブルの端子部分がリセットボタンなどに干渉してしまうケースがよくあります。シスコというメーカーのスイッチングハブは、ケーブルのつまみの部分が機器の再設定ボタンに干渉してしまうので、使用前に他のボタン部分に干渉してしまうことが無いことを確認します。ケーブルを機器から取り外す際には力任せに引き抜くのではなく、つまみの部分を押さえてゆっくり引き抜くことが重要です。