火力や原子力に頼らない新しいエネルギー供給技術として注目されているのが、自然エネルギーの活用方法の一つメガソーラーです。

メガソーラーは太陽光発電システムを大型化したもので、大規模な土地を開拓して太陽光を集約するためのパネルを設置します。そのパネルに太陽光が当たれば高温の熱が生まれるので、その熱を吸収して内蔵しているタービンに流すことで電気が発生するのです。その作った電気をケーブルに流し、そのケーブルの先に設置している変電機器に流して調節することで自宅に使うことができます。

そんなメガソーラーを支えるうえで、陰ながら役に立っているのが結束バンドです。結束バンドは石油を原料にできたポリエチレンを素材に、塩の添加や高温の過熱をすることによって頑丈さと耐候性能を向上させてできた素材になります。なぜメガソーラーに結束バンドが必要なのかというと、それは作った電気を運ぶためのケーブルをまとめるのに必要だからです。

このメガソーラーの発電力は自然エネルギーの中でも高出力なので、大型のケーブル一本では足りず3本以上用意する必要があります。ただ3本以上必要ということは、そのまま放置すると風に揺られて外れるリスクと地面にケーブルが散乱して歩けなくなるのでメンテナンスがやりにくくなるというデメリットがあるのです。これらのデメリットを解消するうえで結束バンドを使うことによって、ケーブルを一つの塊にできれば風で外れるリスクや散乱して歩けなくなるなどの問題を一気に解消できます。さらに耐候性能が強いので、春夏秋冬使用できるので安心感が増すのです。