結束バンドのさまざまな用途について

結束バンドの用途のひとつは、いろいろなサイズの「わっか」を作ることができるということです。

購入したばかりの袋を開けると、やわらかいプラスチックの棒状のような状態になっているので、その片方をもう片方の穴に通すのですが、好きな段階でストップすることが可能です。ただし、後戻りはできず、ひたすら穴のサイズは小さくなっていく方向しかありません。金具のリングがないけどカバンなどにマスコットキャラクターを吊り下げたいというときなどに便利です。別の用途としては、「のぼり旗」や「鯉のぼり」などの棒状のものと柱を縛り付けてしっかり固定する場合に便利ですが、一番奥まで通してストップするところまでいっぱいいっぱい締め上げます。

すると絶対に手で解くことはできず、ペンチか強力な針金切りバサミでないと切断することはできません。大きな懸垂幕を作ったはいいが、ビルの屋上から垂らす際などにも使えます。懸垂幕の上部には穴が空いているので、そこに結束バンドで手すりに固定します。ロープなどで縛ると自然と緩み出し、万が一外れたりしたら大事故につながりかねないのでロープよりも安全です。保健所での用途は、たくさんのネコや犬を捕獲するので個体識別のための首輪代わりに結束バンドを使い、名札を付けます。

サスペンスドラマでは、犯人が被害者の手足を縛るために結束バンドを使っていましたが、あれはちょっとヤバい使い方です。ガムテープでグルグル巻きにしても汗などで次第に緩んでしまうので、結束バンドなら絶対に外すことはできないと考えたのでしょう。一度「わっか」を作ってしまったら、二度と元の棒状には戻すことはできないので注意が必要です。そのこともあって、ホームセンターなどで販売しているものは50本入りとか100本入りとか何度失敗しても大丈夫なようになっているのです。

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